弘福院|真言宗豊山派 北越谷の寺院
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弘福院の年中行事一覧

1月三が日 新年祈祷札御祈願
3月 春彼岸
4月8日 花まつりと円空仏の御開帳 ( 下記を参照下さい)
7月 お盆(東京)
8月 お盆
8月21日 お施餓鬼会 (下記を参照下さい)
9月 秋彼岸

花まつりと円空仏の御開帳

  お釈迦様の誕生を祝い、花御堂のお釈迦様に甘茶をかけて、有り難い仏教の教えに感謝します。 またこの日に弘福院の円空仏、釈迦如来坐像を御開帳致します。
  この円空仏は、現在の本堂を建設する為、古い本堂内を整理していた時、しゅだん(本尊の下の壇)の奥から前住職ゆうそう和尚がたまたま発見したもので、昭和63年に越谷市の指定文化財となりました。

お施餓鬼会とは

  本来は文字通り、餓鬼の為に飲食を施す法要です。よって季節や定められた時期に関係なく、一年中いつ施餓鬼会をしてもかまいませんが、長い歴史の中で、お盆と同時期にするようになりました。

  お施餓鬼は「救抜焰口餓鬼陀羅尼経」というお経が典拠です。
  ある日突然、釈迦の弟子なんそんじゃの前に醜い姿の餓鬼が現われ「三日後にお前は死ぬ。そして餓鬼に生まれ変わるだろう」と告げられます。そこで阿難は、どうすればその難をのがれられるかと餓鬼に尋ねると、「無数の餓鬼に飯を施し、さらに仏法僧の三宝を供養すれば、お前の寿命は延びるだろう」といったのです。しかし具体的な方法も食糧も持たなかった阿難は、お釈迦さまに相談すると、「飯食を増やすを唱えて加持すれば無量の飲食を生み出し、多くの餓鬼を救い、お前の寿命はのび、さらに仏道を体得できるであろう」とおっしゃいました。阿難は即その通りにしたところ、無事生き延びることができたといいます。

  つまり餓鬼道に堕ちてしまったものを救う為に飯食を施し救う行為は大変功徳が大きいものとされるということです。施餓鬼会では僧侶によって餓鬼に施食してもらい、その功徳は施餓鬼塔婆をお願いした施主自身から塔婆の宛名となるご先祖に向けて、その功徳をささげ供養(回向)することが出来る、というのが施餓鬼会の仕組みなのです。

  言い換えれば、現在生きる我々に命をつなげる為、食べて生きながらえてきたご先祖の様を想い、我々も飢えることなく、毎日食事をとることができ、餓鬼道に堕ちない様にご先祖様に感謝の心をこめて供養すること、更には餓鬼のような貪る心に陥ることなく、常に謙虚に生きるようと、いましめる場でもあると思います。

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